法事
通常のお盆とは何が違うの?「新盆・初盆」のお話

 

 

30℃超えの猛暑が続く中、

この週末にもやっと梅雨明けという今日この頃。

 

東京は雨も少なくてもう梅雨が明けている気がしてましたが

これからもっと熱くなるのでしょうか。。

 

 

こんにちは、SKKの新人Mです!

 

全国的には記録的な猛暑に加えて、

大雨の所も多く、かなりの被害の出た地域もあった7月。

 

学生たちはそろそろ夏休みなようですが、

この夏は熱中症に大雨に、

いろいろと気をつけながらお過ごしくださいね!

 

 

 

 

 

さてさて、今日はタイムリーなこの話題です。

 

東京など一部の地域のお盆は終わってしまいましたが、

全国的にはもう間もなくやってくる「お盆」

 

今回はそんな「お盆」の中でも、

「新盆・初盆」についてお伝えしようと思います!

 

 

 

<「新盆」「初盆」ってなに?>

 

「新盆」「初盆」意味は同じです。

地域によって呼び方や読み方は変わるそうで、

「新盆」(にいぼん・しんぼん・あらぼん)

「初盆」(ういぼん・はつぼん)などと言います。

 

意味合いは、故人様の四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆

のことを言います。

 

 

最近では、新盆でも通常のお盆と変わらずに

過ごす方も増えているそうですが、昔ながらの風習では、

新盆では僧侶や友人を招いて法要を行っていたそうです。

 

故人様を自宅にお迎えしてご供養するという目的は

通常のお盆と同じで、お盆期間も通常と同じです。

 

ただ、故人様が亡くなられてから初めて自宅にお迎えする

機会という事で、親族や友人なども招き、

通常のお盆より丁寧で華やかにお迎えしてきたそうです。

 

 

◆ 四十九日までにお盆がくる場合は?

 

 

故人様が亡くなってから四十九日までにお盆がくる場合は、

翌年のお盆が新盆に当たります。

 

ただ、四十九日が丁度お盆に重なる場合は、

四十九日の法要と新盆の法要を一緒に執り行う場合もあるそうです。

 

お盆の考え方には地域性や、菩提寺ごとの考えもあるので

地域の風習や菩提寺に確認をとるようにしましょう。

 

 

 

 

<新盆準備は何をするの?>

 

前述した通り、新盆では「新盆法要」を執り行うため、

僧侶が非常に忙しくなるお盆時期は、通常の法要よりも

余裕を持って準備をしておく必要があります。

 

お寺への手配の他、お招きする方々へのお声がけ

会食や返礼品の準備など、

通常のお盆準備に加えて法要の準備も伴います。

 

 

 

◆ 新盆法要の準備手順

新盆法要の準備は以下のものです。

 

① 新盆法要の手配  

 

  ・菩提寺がある場合はご住職に相談し、日程を決めます。

  ・菩提寺が無い場合は、法要を行う日程と場所を決め、

   決まったらすぐに僧侶の手配を行います。

 

② お布施の準備

 

  僧侶へのお礼となる布施の準備をします。

  新盆のお布施は、一般的には40,000円程が目安とされています。

  ・ご自宅に招く場合は別途「御車代」も 準備する必要があります。

   金額の目安は、5,000円~10,000円です。

  ・法要後の会食に僧侶が参加しない場合、「御膳料」も用意します。

   金額の目安は、5,000円~10,000円ほどです。

 

③ 参列者への連絡、会食場所・返礼品の手配

 

  案内状を参列者に送り、参加確認をします。

  参列者の人数が確定したら会食場所を決めます。

  一般的には、ご自宅やお料理屋などが多いようですが、

  コロナ禍を経てお弁当をお配りするケースも増えています。

  返礼品は、1,500~5,000円程度の食品や日用品が一般的です。

 

 

※新盆では自宅に僧侶をお招きするのが一般的ですが、

 菩提寺によっては、新盆を迎える檀家をお寺に集めて

 「合同法要」を執り行う場合もあります。

 

 

 

<新盆飾りの準備は?>

 

 

新盆飾りは、通常のお盆飾りとほとんど変わりませんが、

新盆の時にだけ飾る「白紋天(しろもんてん)」があります。

 

「白紋天」白い提灯で、初めてご自宅に帰ってくる

故人様の霊が道に迷わないための目印という意味と、

清純無垢な気持ちで故人の霊を迎えるという意味が込められています。

 

玄関先に吊り下げるのが一般的です。

 

近年は室内の窓際に吊り下げたり、室内置き型タイプの白紋天

なども増えてきています。

 

 

 

 

 

 

<新盆に参列時に気を付けることは?>

 

 

◆ 服装のマナー

 

ご家族も参列者も喪服礼服を着用するのが

マナーとされています。

 

ただ、ご家族から「平服でお越しください」の案内が

あったり、地域や家庭ごとの風習などがある場合は、

指定された服装で参列します。

 

平服の指定があっても、黒や暗めの色味のスーツや

ワンピースなど、他の法事で着用するような服を

選ぶようにしましょう。

 

 

◆ お香典の用意

 

新盆の場合でも、法事法要と同様にお香典を用意しましょう。

新盆の香典の金額も、年齢や故人との関係性によって変動します。

 

<お香典金額の相場>

 

・両親:10,000円~30,000円程度

・きょうだい:10,000円~30,000円程度

・祖父母:10,000円程度

・おじ・おば:5,000円~10,000円程度

 

 

地域の風習によっても変わるので、確認を取りましょう。

 

 

 

 

最近では省略されてきている新盆の風習。

 

しかし、大切なご家族を亡くされてから

初めて故人様が自宅に帰ってきてくれる機会、

丁寧に大切に迎えたいですよね?

 

ご家族だけであっても、お家を整えて

丁寧に楽しくお迎えしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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Written by 葬儀屋さん1年生 freshman

葬儀屋さん1年生、 葬祭業のことは右も左も分からない新人ですが、 そんな素人が葬儀屋さんで日々勉強した事や 葬儀屋さんでの日常を書いています。

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