葬儀
古くから行われてきたご葬儀前のしきたり 「湯灌」とは?

ゴールデンウィークが終わったばかりだというのに

もう夏のような気温が続いている今日この頃。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

こんにちは、エスケイケイヒューネラルサービスの新人Mです!

 

この時期は健康管理が大変ですが、

健康と同じくメンタル管理もかなり重要な時期なのです!

 

放っておくとコワイ、5月病のお話

 

「季節病」が叫ばれるようになってきた昨今。

体調管理は難しいですが、適度に休息を取って

がんばりすぎには注意していきましょう!

休息にはぜひ、このブログをお供にしていただけたら嬉しいです。

 

 

さてさて、今回は

古くからご葬儀前のしきたりだった「湯灌(ゆかん)」のお話です!

 

あまり聞き慣れない言葉で、知らない方も多いと思いますが、

「湯灌」は昔はご葬儀の前に行われていた定番でした

 

現在でも行われているしきたりではありますが、

昨今のお葬式のコンパクト化などで

湯灌を行わないケースが主流になっています。

 

今回は、知らない方も多いであろう「湯灌」についてお伝えします!

 

 

古くから行われてきたご葬儀前のしきたり 「湯灌」とは?

 

 

「湯灌」とは?

 

前述した通り、「湯灌」は古くから行われて来た

ご葬儀前のしきたりです。

 

基本的に、ぬるま湯で体や髪を奇麗に拭くのが古くからのやり方ですが

最近ではシャワーで体を洗い流すのみの場合もあります。

 

病院で亡くなった場合、大抵は病院で、もしくは葬儀社などで

故人様の体を奇麗に拭く「清拭」が行われることもあり、

ぬるま湯につけてまでの湯灌をしなくなってきています。

 

しかし、湯灌には「故人様を奇麗にする」という目的だけではなく

いろいろな意味があるのです。

 

 

古くから行われてきたご葬儀前のしきたり 「湯灌」とは?

 

 

「湯灌」を行う意味とは?

 

故人様のお身体を奇麗に清めるという事は、

もちろん大事な目的ではあります。

ただ、湯灌の行為には他にも様々な意味があります。

 

○ 生前の苦しみや穢れを洗い流す
  湯灌をすることで、故人が生前に抱えてきた
  苦しみや煩悩、穢れを洗い流すと言われています。
  故人様を苦しみから解放し、旅立ちに向けて準備します。

 

○ 安らかな成仏を願い門出の準備をする
  赤ちゃんを産湯につけるように
  故人様もぬるま湯で奇麗にして送り出すという考えです。
  お身体を奇麗に清め、来世の幸せを祈ります。

 

○ お身体を奇麗に保つ
  分泌物の汚れなどを奇麗にし、お身体を清潔にする
  衛生面も目的の1つです。
  死後硬直も和らぎ、お着替えもしやすくなります。

 

○ 故人様との最期のふれあい
  湯灌は本来ご家族やご親族の方々によって行われてきました。
  湯灌で故人様のお身体を奇麗にする時間は
  最期の触れ合いの時間になり、故人様を偲ぶことができます。

 

 

古くから行われてきたご葬儀前のしきたり 「湯灌」とは?

 

 

湯灌の方法は2パターン

 

現代の湯灌の方法には2種類あります。

 

◆ シャワー湯灌
  専用の浴槽とシャワーを使い、
  ソープなどを使ってお身体をを奇麗に洗い流します
  ご自宅でも行えますが、多くは専門業者に依頼します。

 

◆ 古式湯灌
  布団の上で故人様の肌を拭き清める方法です。
  たらいなどに湯にお湯をはり、タオルを付けて
  肌が出ている部分を参加者全員で拭いていきます。
  最近では、お湯の代わりに
  アルコールに浸して清浄綿が使われる事も多いです。

 

湯灌が終わると、その後は

着替えをしてラストメイクで見た目を整えていきます。

(ラストメイクについては次回の記事で書こうと思います)

 

 

古くから行われてきたご葬儀前のしきたり 「湯灌」とは?

 

 

湯灌のデメリット

 

古くからのしきたりであり、様々な意味を持つ湯灌ですが、

もちろんデメリットもあります。


・衛生面のリスクもある
 湯灌にはお身体を清潔にする目的もありますが、
 体内の菌やウイルスが出て来てしまう能性があります。
 ※故人様の体内では、菌やウイルスが繁殖している可能性があります。

 

・お身体の腐敗を進めてしまう
 人が亡くなるとドライアイスでお身体を冷やしますが、
 これはお身体の腐敗を遅らせるためのものです。
 湯灌でぬるま湯につけると、体が温まり腐敗が進みやすくなります

 

・費用が高い
 シャワー湯灌と古式湯灌でまた価格も変わりますが、
 大体5万〜10万円程度の費用がかかります。
 業者によっては、様々なオプションが用意されており、
 それ以上に高額なものもあります。


湯灌は伝統的なしきたりではありますが、

必ずしも必要な工程ではありません

 

ご家族とも相談し、またご葬儀までの時間も考えて

湯灌をするかどうかを決めましょう。

 

 

 

伝統もあって、様々な意味を持つ「湯灌」

 

最近では湯灌をしないことも増えましたが、

意味を知ると考え方も変わったりしますよね。

 

故人様のみおくり方。

ご家族としては考えても悩ましいと思いますが、

納得して穏やかにおくりだせるよう準備したいですね。

 

 


 

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Written by 葬儀屋さん1年生 freshman

葬儀屋さん1年生、 葬祭業のことは右も左も分からない新人ですが、 そんな素人が葬儀屋さんで日々勉強した事や 葬儀屋さんでの日常を書いています。

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